今回のガンバルエンサーは、東京理科大学で建築の勉強をしながら、学生によるプレゼンテーションイベント「5er(ファイバー)」を主催する近藤哲朗くんです。
建築科の学生と美大生が集まり、「エンターテイメント」と「マッチング」をキーワードとするクリエイティブなプレゼンテーションを学校外へ向けて発信する「5er」。そこには「今」を生きる学生の想いが詰まっている。
-まずは簡単に自己紹介をお願いします。
東京理科大学工学部第一部建築学科4年宇野研究室の近藤哲朗です。
「5er(ファイバー)」という学生主体のイベントを運営しています。
出身は東京で、現在21歳。一直線な性格で、1つのことに夢中になると他のことが見えなくなってしまうので、よく忘れ物をします(笑)
-5er(ファイバー)の活動について教えてください。
「5er」というのは「5分を自在に操り彩る人」という定義で、5分間をいかに演出できるかということを目的とした、学生によるプレゼンテーションイベントです。
今年3月に渋谷「creative show case R」でVol.1を行ったんですが、初回ながら約50名のお客さんが集まり好評でした。そして、6月に青山の「theater」でVol.2を行い、これには約80名のお客さんが来てくれました。
運営メンバーは9名で、7名が建築科の学生、2人が美大生です。Webの技術者が2人いるので、ホームページにも力を入れています。
※Flashのスライドがかっこいい、5erのホームページ。
- 具体的にどんなイベントなんですか?
分野やジャンルは問わず、10組の学生に5分間という時間を使って自由にプレゼンしてもらいます。
特徴としては、途中で質問タイムを設けないところですね。議論をその場で生むより、プレゼンテーションをひとつの映画のように楽しんでほしいんです。
まずは、こんなすごいひとおもしろいひとがいるっていうのを肌で感じてほしい。
質問がある人は最後の交流会で話してもらうようにしています。
キーワードは「エンターテイメント」と「マッチング」なんです。
※6月に行われたVol.2の様子。
-印象に残っているプレゼンはありますか?
Vol.2に出た法政大学の女の子で、「アーキテクチャー&ミュージック」というテーマのプレゼンが印象に残っています。建築と音楽の関係について語るというのではなく、本人が建築と音楽をやっているということなんですが・・・、途中でクラリネットの生演奏があったり、パフォーマンスのクオリティが高く、どちらも手を抜かずに本気でやっているのが伝わるプレゼンでした。
次はVol.3を9月28日に予定しています。
Vol.1とVol.2に関しては、自分たちがおもしろいと思った学生に声をかけて出演してもらっていたんですが、今回はプレゼンターの一般応募も受け付けています。
でも、実は・・・「5er」はVol.3で終わりなんです。
最初から3回やったらやめようと決めていて、ぜひ次回も・・・と言われても続けるつもりはないんです。
理由は、メンバーのほとんどが4年生だったので卒業論文忙しくなるというのもあるんですが、ダラダラと同じことをつづけているのがいやだったからです。後輩に引き継ぐという考えもありません。
大学時代って特別で、4年間しかなくて、みんな「いかにおもしろいことができるか」ってことがキーワードになってくると思うんです。先輩から受け継いだり、成功したからといってずっと同じことを続けるより、みんな自由にたのしいことをみつけてやってみればいいんじゃないかと思っています。
-高校生時代はどんな生活を送っていましたか?
遊んでました(笑)何も考えてなかったです。
数学がすきだったので、理系にいくんだっていうのは小学校のときからなんとなく決まっていて・・・、いざ大学受験になったとき「東京理科大学」という名前を見て、まさしく理系な名前だったから決めたという感じです。
-好きな本や映画など教えてください。
ウィリアム・フォーサイス振り付けの舞台作品「One Flat Thing Reproduced」のDVDが好きでよく見ています。
これは、空間の中で同時多発的に踊り出す、身体表現というか即興ダンスのような作品なんですが、実際の空間でもこういうことはあるんじゃないかなと思って・・・。
建築って、箱をつくっておわりという感覚があるけど、実際はどうつかわれるかが大事なんです。ビルだったら柱が均一に並べられていて、そこで人と人がぶつかり合って、例えば家族と家族がすれ違って、知り合いだったら「こんにちは」みたいにやりとりがあって・・・そういうことをイメージするのがたのしいんです。
-最後に今後の目標や夢を教えてください。
建築学科に入って1年のときは、みんな一級建築士を目指すとか建築家になるとか・・・例えば数学科だったら数学者だとか、医学部だったら医者だとかいうんですけど、就職先ってもっと細かくてバラバラなんですよね。
今は、なりたいものっていうのが見つからなくて、むしろ「○○になりたい」って言ってる人を疑ってしまいます。
ビジョンていうのは、断片的かつ具体的に話すものではないかと思っているんです。「5er」のようなイベントもまたやりたいとは思うんですが、今は大学院にいけるのかいけないかで変わってくると思うので、そのとき「これやりたい!」と思うことがあったら、迷わずやります。今は過程を大事にしたいと思っています。そうやって集めたピースが夢になっていくんじゃないかと思っています。
ひとつだけ言うと、三ツ星ホテルでインタビューを受けるっていうのが夢だったりするんですけど(笑)
[イベント情報]
5er vol.3
日時:2008年9月28日(日)
open17:30/start18:00/close21:00
会場:DINING CAFE theater
東京都渋谷区渋谷2-2-6 1F
料金:1000円(1ドリンク付)
![]() | 近藤 哲朗(コンドウ テツロウ) 生年月日:1987年3月15日 出身地:東京都 大学名:東京理科大学 趣味:建築、HOLGA 座右の銘:人生とは、今日一日のことである |
5er
団体詳細
http://5-er.net/
Text By:トミモトリエ(GANBARUZINE!編集部)
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